次亜塩素酸水に関するNITE(製品評価技術基盤機構)の発表について

次亜塩素酸水に関するNITE(製品評価技術基盤機構)の発表について

拝啓、時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のお引き立てにあずかり、厚く御礼申し上げます。
この度、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)からファクトシートが発表されました内容に関しまして、弊社見解をご案内させていただきます。

【新型コロナへの有効性について】
ファクトシート抜粋)注:現時点において、「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない

弊社見解)新型コロナに対して効果がないということではなく、今現在新型コロナへの有効性を示す資料が揃っていないため、上記のような表現をされたと理解しております。
尚、4月30日には独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)から次亜塩素酸水の新型コロナへの有効性を推測する内容を発表しております。
また、帯広畜産大学の研究グループや北海道大学玉城名誉教授と北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターでは、次亜塩素酸水の新型コロナウイルスの不活性化を公開しております。さらに、弊社協力会社では、新型コロナウイルスに対する試験の準備を独自に進めております。

【噴霧の安全性について】
ファクトシート抜粋)WHOの見解
「COVID-19について、噴霧や燻蒸による環境表面への消毒剤の日常的な使用は推奨されない」とする。さらに、「消毒剤を人体に噴霧することは、いかなる状況であっても推奨されない。
ファクトシート抜粋)厚生労働省からの注意
社会福祉施設等において、次亜塩素酸ナトリウム液の噴霧は、「吸引すると有害であり、効果が不確実であることから行わないこと」としている。

弊社見解)WHOや米国疾病予防管理センター、中国国家衛生健康委員会の見解では、「消毒剤」と表記があり、これは次亜塩素酸水を指しているのではなく、次亜塩素酸ナトリウムをはじめとした「消毒剤」の説明であり、日本の厚生労働省からの注意でも次亜塩素酸ナトリウム液の危険性を指摘している。次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは、まったくの別物であり、弊社取引先や顧客に対して注意を案内しております。
また、次亜塩素酸水の噴霧の安全性においては、次亜塩素酸水噴霧ラット吸入試験の経気道毒性試験において安全性を検証している試験結果もあります。弊社次亜塩素酸水専用霧化器で噴霧した場合においても、理論計算上ですが労働安全法で定められている塩素濃度(0.5ppm)以下での条件を指導しております。
しかし、今現在人体への安全性について確立された評価方法が存在しない状態ですので、弊社としては引き続き安全性について十分に留意し生産販売を進めて参ります。

【次亜塩素酸水の科学的特性から必要な表示内容について】
ファクトシート抜粋)液体の販売にあたって、製法(電気分解、混和等)や原料が明記されていないものが多い。液性を、pH値によって明記していないものが多い。次亜塩素酸濃度を、mg/L又はppmを単位として明記していないものが多い。

弊社見解)今回のファクトシート内で、製品表記について個々の表記事例を伴に説明しております。今回新型コロナウイルスの蔓延により、様々な会社が次亜塩素酸水の販売を手掛けるようになり、上記のような会社に対し警告と国民への注意喚起を促すための発表と考えております。弊社では、今回の発表に伴い再度表記表示への見直しを進め、各法令に従い安全性に十分考慮を重ね販売を進めて参ります。

《まとめ》
私達は、今回の発表を弊社のチャンスと捉え、次亜塩素酸水のさらなる普及に微力ながら取り組んで参りたいと思います。
今後、各方面からの発表に注視させていただくとともに、弊社製品をご利用いただいておりますお客様には安心して使用していただけるよう、より一層努力して参ります。